① ランニングで太ももの付け根外側が痛くなる主な原因
ランニング中や走り終わったあとに「太ももの付け根の外側が痛い…」と感じた経験はありませんか?一見すると筋肉痛のようにも思えますが、実際には痛みが出ている場所や負担のかかり方によって原因はさまざまです。
「少し休めば大丈夫かな?」と思って走り続けてしまう方もいますが、無理をすると違和感が長引くこともあると言われています。そのため、まずはどこが痛んでいるのか、なぜ負担がかかっているのかを知ることが大切です。
ここでは、ランニングで太ももの付け根外側が痛くなる代表的な原因について、部位ごとの特徴や起こりやすい要因をわかりやすく紹介します。
痛みが出やすい部位(股関節・大転子・太ももの外側)の特徴
「付け根が痛いと思っていたけど、本当にそこなの?」と思う方も少なくありません。
実は「太ももの付け根」と感じていても、実際には股関節の外側や、大転子(股関節の外側にある骨の出っ張り)の周辺に痛みが出ているケースは珍しくないと言われています。
ランニングでは片脚で体重を支える時間が繰り返されるため、着地のたびに股関節周辺へ大きな負担がかかります。特に長距離を走ったあとや坂道を走ったあとに違和感が出る場合は、筋肉や腱、滑液包などへストレスが蓄積している可能性も考えられます。
また、痛みが出る場所によって考えられる原因は異なります。例えば、骨の出っ張りを押すと痛い場合と、足を上げたときに痛みを感じる場合では、負担がかかっている組織が違うこともあります。
「場所は同じように感じるけれど、原因は一つではない」という点を知っておくと、その後のセルフケアや来院の判断にも役立つでしょう。
引用元:https://kumanomi-seikotu.com/blog/4838/
オーバーユース(使いすぎ)が最も多い原因
ランニングによる太ももの付け根外側の痛みは、オーバーユース(使いすぎ)がきっかけになることが多いと言われています。
例えば、「最近ランニングを始めた」「大会前で急に走る距離を増やした」「いつもより速いペースで走るようになった」といった変化はありませんか。
体は少しずつ負荷に慣れていきますが、急激に運動量を増やしてしまうと、筋肉や腱が十分に回復しないまま負担が積み重なります。その結果、股関節周辺に違和感や痛みが現れることがあるようです。
また、休養不足も見逃せないポイントです。「毎日走ったほうが体力がつく」と考えがちですが、疲労が回復する時間も同じくらい重要だと言われています。
「昨日も走ったし、今日も大丈夫かな」と感じる日は、ウォーキングへ切り替えたり休息日を設けたりすることも、長くランニングを楽しむためには大切でしょう。
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ランニングフォームや筋力不足も痛みにつながる
オーバーユースだけではなく、ランニングフォームや筋力のバランスも太ももの付け根外側へ影響すると言われています。
例えば、お尻にある中殿筋や大臀筋は、走っているときに骨盤を安定させる重要な役割があります。これらの筋力が低下すると、着地するたびに骨盤が左右へ傾きやすくなり、股関節周辺へ余計な負担がかかることがあるようです。
「フォームは意識しているつもりだけど…」という方でも、疲れてくると無意識のうちに着地位置が変わったり、歩幅が広くなりすぎたりするケースもあります。その状態が続くことで、股関節や太ももの外側へストレスが蓄積することも考えられます。
さらに、クッション性が低下したランニングシューズを使い続けている場合も、着地時の衝撃が吸収されにくくなると言われています。
痛みを繰り返さないためには、走行距離だけではなく、フォームや筋力、シューズの状態まで含めて見直すことが大切です。
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② ランニングで太ももの付け根外側が痛むときに考えられる主な疾患
「走りすぎただけだろう」と思っていても、太ももの付け根外側の痛みにはさまざまな疾患が関係していることがあると言われています。
もちろん、一時的な筋疲労であれば休息によって落ち着くケースもあります。しかし、同じ場所が何度も痛くなる、走るたびに症状が出る、日常生活でも違和感が続くといった場合は、筋肉以外の組織に負担がかかっている可能性も考えられます。
ここでは、ランニングで太ももの付け根外側が痛む際に考えられる代表的な疾患について、それぞれの特徴を紹介します。
大転子部痛症候群(GTPS)
「股関節の外側を押すと痛い」「横向きで寝るとズキッとする」という場合は、大転子部痛症候群(GTPS)が関係している可能性があると言われています。
GTPSとは一つの病気だけを指すものではなく、中殿筋や小殿筋の腱に負担がかかった状態や、滑液包炎などをまとめた総称です。ランニングでは着地のたびに股関節外側へ繰り返し負荷が加わるため、この部分に炎症が起こることがあるようです。
「歩くだけなら平気だけど、階段になると痛い」「片脚立ちをすると違和感が強くなる」と感じる方も少なくありません。また、長時間座ったあとに立ち上がる際に痛みを感じるケースもあると言われています。
痛みを我慢して走り続けることで負担が積み重なる可能性もあるため、違和感が続く場合は早めに状態を確認することが大切です。
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腸脛靭帯炎(ランナー膝)
ランナーに多くみられる障害の一つとして、腸脛靭帯炎(ランナー膝)も知られています。
腸脛靭帯は骨盤から膝の外側まで伸びている組織で、ランニングを繰り返すことで骨との摩擦が起こり、炎症につながることがあると言われています。
「最初は股関節の外側だけだったのに、だんだん太ももや膝の外側まで痛くなってきた」という場合は、この疾患が関係している可能性も考えられます。
特に長距離ランニングや坂道を走る機会が多い方、急に走行距離を増やした方は負担が蓄積しやすいとされています。初期は違和感程度でも、走り続けると痛みが強くなるケースもあるため注意が必要でしょう。
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筋肉・腱の炎症や肉離れ
ランニングによる痛みは、筋肉や腱の炎症、あるいは軽い肉離れが原因となることもあると言われています。
負担がかかりやすい部位としては、大腿筋膜張筋や中殿筋、腸腰筋、股関節屈筋群などが挙げられます。これらの筋肉は走るたびに股関節を支えたり脚を前へ振り出したりするため、疲労が蓄積しやすい場所です。
「筋肉痛と何が違うの?」と思う方もいるでしょう。一般的な筋疲労は数日で落ち着くことが多い一方で、炎症や肉離れでは押したときの強い痛みや動作時の痛みが続くことがあると言われています。
痛みが強いまま無理をすると回復まで時間がかかる可能性もあるため、違和感を軽視しないことが大切です。
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股関節疾患が隠れている場合もある
「休んでも改善しない」「何度も同じ場所が痛くなる」という場合は、股関節そのものの疾患が隠れているケースもあると言われています。
例えば、股関節唇損傷では股関節の軟骨組織に負担がかかり、動き始めや股関節をひねったときに痛みが出ることがあります。また、変形性股関節症では関節の変化によって運動時や歩行時に症状が現れることもあるようです。
さらに、股関節インピンジメント症候群では、骨同士がぶつかることで股関節の前や外側に違和感が生じる場合があるとされています。
これらは筋肉の疲労だけでは判断しづらいため、セルフケアを続けても改善しない場合や日常生活にも支障が出ている場合は、整形外科で状態を確認してもらうことが大切と言われています。
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